かくれ里

木曜日, 1月 07, 2016

サーキットブレーカー制度



中国の株式市場で2回目のサーキットブレーカーがかかったとのニュースだ。僕の知っているサーキットブレーカーは、電流が一定以上に流れた時に電氣を止める機器の事だが、株式市場では株価が一定の値幅を越えて値下がりした時に取引を停止させる措置の事のようだ。

 中国はこの制度を今年1月4日の取引から適用したが、その当日に株式が7%以上値下がりして取引停止に追い込まれた。本日7日には、取引開始直後に値動きを示す指数が7%値下がりして早くも2回目の取引が打ち切られたと報道されている。

中国の企業は国営のものが多く、業績が振るわなくても増産を続ける。それを世界中にダンピング輸出をするのでこれらの商品は世界的に値下がりしている。
 
中国政府は国有企業を倒産させなければこの苦境を乗り越えられないのは分かっているだろうが、そうすると失業者たちが暴動を起こしかねない。今後もサーキットブレーカーの発動は続くだろうが、中国経済はこれから先どうなるのだろうか。