かくれ里

火曜日, 1月 19, 2016

仏造って魂入れず


中国が主導するアジアインフラ銀行(AIIB)は16日に開業式典を行い、集近平氏があいさつで国際金融秩序に挑戦する構えを見せたが、残念ながら内実が伴っていない。
 
参加国は57だが、今のところ17カ国が批准したのみで出資金も予定の半分しか集まっていない。6月に予定していた最初の融資案件の承認も大幅に遅れるようだ。
 
初代総裁に就任した金立群氏は「ドアはなお開かれている」として日米の参加を求めた。だが日本もアメリカも参加することはないだろう。
 
 AIIBはスタートしたが、採算性や返済計画をどう詰めるかという融資ノウハウが出来ていないと国際金融筋ではささやかれている。「仏造って魂入れず」というのが現実のようだ。