かくれ里

日曜日, 6月 26, 2016

57・61・78


今回の参議院選での改選議員数は121だが、表記の数字はポイントになる数字だ。まず57は、自民党が単独で過半数を維持するために獲得しなければならない数字だ。

61は、与党として過半数に必要な数字だ。公明党が現有議席を維持すると仮定すると、自民党は52議席取ればいいことになる。それに比べて57はハードルが高い数字だ。

78は、憲法改正の発議に必要な3分の2を確保するための数字だ。安倍総理は憲法改正に前向きな野党を合わせて3分の2を確保したい考えのようだが、今度の選挙では、経済政策を前に進めるため憲法改正は積極的な争点にしていない。

民進党や共産党などの野党4党は、全国32の定員1人区で、候補者の1本化を実現。3分の2は必ず阻止するとしている。その上、安保関連法の制定など、安倍政治そのものを問いたいとしており、来月10日の投票日まで論戦が続くことになる。