かくれ里

土曜日, 8月 06, 2016

リオ五輪


南米で初めてのオリンピックが始まった。開催国ブラジルの受け入れ態勢の遅れが心配されていたが、何とか間に合った。心配なのは治安情勢だ。治安対策が開催国ブラジルの背中に重くのしかかっているようだ。          

オリンピックの誘致が成功して開催が決まった当時は、「経済大国に飛躍する」ととまで言われていたが、その後は資源価格の下降などで財源の確保に四苦八苦していた。今は高い失業率とマイナス成長の不況の真っただ中だ。

国を代表するはずの大統領が弾劾裁判で職務停止という状態だ。感染の恐れは低いと言われているものの「ジカ熱」の不安や、会場周辺の水質汚濁の問題などもある。ブラジルでの最新の世論調査でも、オリンピック開催に反対の意見が半数を超えていたそうだ。

いずれにしても競技の最高の環境を準備するのが開催国の責任だ。南米初の開催国として世界に感動を与える大会にしてほしいものだ。そして日本人選手の活躍にも期待する。