仁徳天皇
「歴代天皇総覧」に記載されている内容でエピソードが多い第16代仁徳天皇について触れてみよう。応神天皇の第四子で、「古事記」には83歳で崩御したと記されている。天皇の御陵は堺市の百舌鳥にあって、全長486mの我が国最大の前方後円墳である。
天皇は即位し、都を難波高津宮(大阪市中央区)に移した。宮は質素を旨とし、殿舎は何の飾り気もなかった。磐之媛命を皇后として、17代履中天皇、18代反正天皇、19代允恭天皇がもうけられた。
仁徳天皇は聖帝としての事績が伝えられている。大阪市歌の歌詞にもある「民のかまど」のことだ。そして天皇は、絶えず河川が氾濫し家屋や田畑を荒らしていることを憂いて、土木事業の推進も行った。
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home