かくれ里

火曜日, 8月 01, 2017

高額療養費


医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額を超えた部分が払い戻される高額療養費制度がある。僕たち夫婦も高齢になって医療機関にお世話になることが多くなった。これまでにも大阪府立病院に何度か入院することがあった。
 
だが、この制度のおかげで自己負担額はわずかで済んだ。高額療養費制度は高齢者にとっては誠にありがたい。しかし、すべての者が安心した医療が受けられる社会を維持するために、世代間の公平が図られるよう、負担能力に応じた制度でなくてはならない。そのようなことから、今年8月から高額療養費の上限額が変わるようだ。
 
この制度は、昭和48年の医療制度改革によって始まった。財政規模は平成25年度では2兆2200億円ほどあり、国民医療費40兆円の5%程度を占めている。
 
同月内同一医療機関が原則であるため、同じ病気であっても入院が月をまたがった場合や再手術で転院した場合などは合算されないため支給を受けられない場合がある。費用のかかる手術などの場合は、同一病院で月の初めから治療することにした方が良いようだ。