東芝ついて
大騒ぎが起こる前の東芝は、売上高5兆円、粗利1兆4000億円規模で、従業員19万人を抱える日本有数の大企業だった。それが2017年9月の中間決算は、売上高2兆3900億円、営業利益2318億円だった。
営業利益のうち、売却を予定している半導体メモリ事業が9割を占めている。半導体メモリ事業が無くなると、残された東芝は全く収益の上がらない会社になる予定だ。
いずれにしても19万人の雇用は守らなければならない。もし倒産にでもなれば大きな社会問題になる。低収益会社であっても人件費だけは確保しなければならない。
東芝は、稼ぎ頭は売却しても、切り詰めて経営すれば十数万人の従業員を雇用できるだけの粗利は稼げる事業は残っているそうだ。過去の経営陣による東芝はどうしようもないが、これからの東芝は、ある意味で身軽になったのではないのだろうか。
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home