かくれ里

月曜日, 1月 08, 2018

明治150年


今年は明治維新から150年目になる。今年の大河ドラマも西郷隆盛が主人公で昨夜から始まった。維新の三傑と言われるのが西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允で、倒幕から明治維新の激動の中で活躍した。
 
西郷と大久保は幼馴染で、共に日本の政治基盤をつくったが、征韓論で意見が分かれた。藩籍奉還や廃藩置県によって職をなくした不平武士と西郷隆盛によって「西南戦争」が起こった。新政府側として西郷を死に追いやった大久保利通は、翌年、47歳の時に不平武士達によって暗殺された。
 
大久保利通と西郷隆盛を比べた場合、一般的には西郷の方が人気がある。だが僕は大久保の方が好きだ。2年間にわたる欧米への訪問で世界を見て回り、新しい世の中の礎をつくったのには賢く努力家で、私利私欲にとらわれなかったからだろう。大久保は本当の意味での政治家だったと思う。
 
神武以来、連綿と続く日本の歴史において、僅か150年の間の世の中の動きを知れば知るほど、現在の日本がどんなに素晴らしいがわかる。今後もこの状態が続くよう願う。