ソウギョ
馬見丘陵公園の一角の池にいた大きな魚はコイ科の淡水魚で、中国原産の外来種のソウギョ(草魚)だと分かった。中国では食用として養殖もされているらしい。中には2mにも及ぶ個体も存在するそうだ。コイに似ているがヒゲがなく円筒状の形をしているのでよく見ると違いがわかる。
ソウギョは草食の大食漢で草を与えるとあっという間に平らげてしまう。この池には100匹近く生息しているそうだ。地元の管理組合が水草の異常発生による水の汚濁を防ぐ目的で離したようで池の浄化に役立っている。その為か、この池の水はきれいだ。
あまりきれいになると、他の虫や小魚の生育に影響するが、この池には水辺の鳥も沢山いて生命の連鎖が保たれているようだ。
ソウギョは豊かな流れがなければ卵が孵化しないので、池では繁殖はせず、このままにしておいても増えることはないという。寿命は20~30年と言われている。公園側ではソウギョの案内板の設置を検討しているようである。
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