かくれ里

土曜日, 5月 19, 2018

童謡と赤い鳥


 児童文学雑誌「赤い鳥」は、1918年(大正7年)に鈴木三重吉によって創刊され、今年で100年になる。当時、政府主導の唱歌や説話に対し、子供の純性を育むための話や歌を世に広める運動として「赤い鳥」が発刊されたのだ。
 
 創刊号には、北原白秋、芥川龍之介、有島武郎、泉鏡花、高浜虚子、徳田秋声などが賛同の意を表明し、その後、菊池寛、西條八十、谷崎純一郎、三木露風らが作品を寄稿した。
 
 元々童謡は文学的運動として始まり、旋律を付けることは考えてなかったようだ。1919年の5月号に西條八十の童謡詩『かなりや』に成田為三の作曲した楽譜が掲載され大反響を呼び、以後毎号、歌としての童謡を掲載するようになった。
 
 僕もこれまで色々な童謡に接してきたが、ほとんど歌える。それだけ親しみやすい歌が多いからだろう。童謡はこれからもずっと歌い続けられることだろう。1984年(昭和59年)日本童謡協会は、「赤い鳥」が創刊された7月1日を「童謡の日」と定めた。