かくれ里

金曜日, 9月 14, 2018

シリア内戦


2010年頃にアラブ諸国で民主化運動(アラブの春と呼ばれる運動)が広がる。シリアに於いてもシリア政府アサド政権と反政府軍の戦いが始まる。
 
 当初は政府軍が優勢で早々に戦いが終わると思われていたが、それぞれの軍を応援する国が援助を始める。この内戦のどさくさに紛れて「イスラム国」を立ち上げるグループが出現する。
 
 7年以上続くシリアの内戦も最終局面に近づいている。アサド政権は反政府勢力の支配地域を次々と奪還し優位にたっている。反政府勢力は最後の拠点(イドリブ県)を死守しようとしている。
 
 イドリブ県一帯には290万人の一般市民が生活しているとみられ、アサド政権による総攻撃が行われれば、新たに大量の難民や避難民が出ることも予想される。関係国は事態打開に向けて動き始めているが状況は非常に厳しいようだ。