かくれ里

土曜日, 9月 01, 2018

ワーキングプア


ワーキングプアとは、仕事はあってもお金が貯まらず生活できるギリギリで働く貧困層のことだ。総務省の平成29年度の就業構造基本調査に基づいてのワーキングプアの世帯数の規模は、試算中とのことだ。
 
 ワーキングプアが増加した原因は、①労働市場の規制緩和 ②正規入社数が決まっていて非正規雇用労働者が増加 ③企業の人件費の削減等 の要因が複合的に絡み合った結果と言われている。
 
 ワーキングプアは生活が安定していないので結婚を先送りする傾向がある。必然的に子供の出生率も低下して今以上に深刻な少子化問題を引き起こすことが予想される。低所得者層が増加することは、国や自治体の税収が減少することにもつながる。
 
 ワーキングプアを抜け出すにはどうすればよいのか。収入が少なくて悩んでいる者は収入を増やすしかない。まずは自己分析をして現状を見直すことだ。又、生活保護を受ける選択肢もある。医療費が無料の上、月に約14万円を受給できる。しかし、生活保護はあくまでも働きたくても働けない人が対象の制度で、健康状態を偽って受給すると発覚した瞬間に罰せられる。