シリアからの米軍撤退問題
トランプ大統領は先月、シリア北部に駐留の2000人のアメリカ兵を撤退させると表明した。これに反対のマティス国防長官が12月31日付で退任した。
マティス氏は軍人出身で、アメリカにとってはヒーロー的な存在らしい。対して、ビジネスマン出身のトランプ氏とは価値観の違いが大きい。マティス氏が今回、シリアからの米軍完全撤退という決定を契機に辞意を固めたのには複雑な問題があるのだろう。
中東問題は複雑すぎて僕には理解できないが、米軍が撤退すればISの掃討作戦に全面的に協力したクルド人勢力は再びアサド政権下で弾圧されるだろうと言われている。
マティス氏は、大統領の方針に意義があり説得したが失敗した。ケントギルバート氏は、「シリア国内にISの残党がいたら、すぐたたけるように米軍はシリアから撤退してもイラクに残ることが出来る」として、「シリア」が「韓国」に、「イラク」が「日本」になる日はそう遠くないかもしれないと書いている。
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