かくれ里

月曜日, 2月 18, 2019

北方領土問題



日ロの長年の懸案である北方領土問題について、河野外相とロシアのラブロフ外相は、平和条約交渉の責任者に就いてから2度目となる会談に臨んだ。
 
 長年にわたって続いている問題の北方領土は、江戸時代から我が国が統治している日本固有の領土だと日本政府は主張しているが、ロシアは第2次世界大戦の結果、自国領になったと主張しており双方には大きな隔たりがある。
 
 旧ソ連が戦後実行支配を続けてきた背景には、米・英・ソによる、1945年2月のヤルタ協定によって、千島列島はソ連に引き渡されるとされており、日本側が領土問題を取り上げると、同協定を盾に反論してきた。
 
 日本が主権を回復した1951年9月のサンフランシスコ講和条約署名の際、日本政府は千島列島の権利を放棄すると宣言した。しかし、日本固有の領土である 国後・択捉・歯舞・色丹4島は含まれないと主張し現在に至っている。