かくれ里

木曜日, 2月 28, 2019

ベトナムでの米朝首脳会談


米朝の2回目の首脳会談がベトナムで行われている。どのような結果になるのか気になるところだが、日本としてはこの際に拉致問題の解決を見たいものである。
 
 米とベトナムは、ベトナム戦争終結から20年余り後の1995年に国交正常化を実現した。経済発展を遂げたベトナムは、米国からすれば対立から和解へと移行できた建設的なパートナーだ。
 
 一方、朝鮮戦争で戦った北朝鮮とは、1953年に休戦協定を結んでから60年以上経っているが国交樹立には程遠い。北朝鮮の歴代指導者たちも経済発展の重要性を認識していただろうが、国民を飢餓に追いこみながら軍事優先で核ミサイル開発に突き進んできた。
 
 中国と国境を接している北朝鮮は中国に何かと干渉されていた。ところが、北朝鮮が核とミサイルを開発してから大きく変わった。結果的に中国を牽制することになっている。このようなことを考慮に入れた今回の会談がどのような結果になるのか注目だ。