かくれ里

金曜日, 4月 05, 2019

はやぶさ2の新ミッション


本日、小惑星探査機はやぶさ2が、小惑星リュウグウに人工的にクレーターを作る実験を行った。午前11時ごろに、はやぶさ2は爆薬を詰めた衝突装置を分離する。衝突装置は40分後に爆薬へ点火し、重さ約2㎏の銅の衝突体を秒速2kmの猛スピードでリュウグウに打ち込む。
 
 はやぶさ2は今年2月にリュウグウへの着陸に成功しているが、今回の実験でも、より詳しい資料の採集が目的だ。しかし、爆発の瞬間に多くの破片が周囲に高スピードで飛び出すため、探査機は破片より身を守るため、全速力で安全領域に退避しなければならない。
 
 JAXAはこのミッションをライブでネット中継したので終始観た。ミッションは予定通りに進んでいるようで、関係者一同の安堵する模様が垣間見られた。
 
 衝突の瞬間の模様は、探査機から分離したカメラで撮影した映像が後ほど届くようだ。太陽系は衝突現象を重ねて現在の姿になったと考えられているので、宇宙空間でのリアルタイムな衝突現象は太陽系が作られた過程の解明に役立つだろう。