かくれ里

水曜日, 1月 08, 2020

老後資金問題


人生100年時代と言われる中、金融庁が公的年金だけでは老後の資金が2000万円不足すると報告したものだから、巷では、「老後2000万円問題」が注目キーワードになっている。
 
  この報告書では、平均的な姿で見ると、毎月5万円程度を保有資産から取り崩しており、20年で約1300万円、30年で約2000万円の取り崩しが必要になると試算している。
 
  国会では、野党議員の質問に対して、麻生財務大臣の対応もまずかった。彼は「表現が不適切だ」で済まそうと思ったようだが、野党の追及はおさまらなかった。
 
  報告書が示した試算は、高齢者家計の平均に基づくものだそうだが、低所得の者でも低支出で生活できている者もあるのだから、平均値とは言え具体的な数字を出したのはまずかったと思う。