かくれ里

火曜日, 2月 04, 2020

医療制度改革


政府は、75歳以上の人が窓口で支払う医療費について一定以上の所得がある人は、現在の1割から2割に引き上げる方針のようだ。社会保障費が増え続けている中、たとえ高齢者であっても所得の多い人に対して「応能負担」を考えている。
 
 この医療制度は、75歳以上の後期高齢者の医療を国民がみんなで支える仕組みで、医療費のうち窓口負担を除く分を、公費と現役世代からの支援金と被保険者からの保険料によって負担することになっている。その比率は、本人が1割、現役世代の支援金が4割、公費が5割だ。
 
 僕も後期高齢者になって5年が過ぎたが、所得が少なくなった今、窓口1割負担は大いに助かっているが、後期高齢者が増え続けている中で、医療制度改革の議論がなされることになったのだ。
 
 しかし、どの範囲の人だったら2割負担が可能かの判定は難しいと思う。厚生労働省の部会では、生活状況を分析し検討している。高齢者と言っても、経済状況や健康状況は様々だ。この線引きは簡単ではないだろうが今後を注目したいと思う。