かくれ里

火曜日, 1月 21, 2020

食品ロス


 節分が近いが、恵方巻きの大量廃棄のニュースが毎年流される。まだ食べられる食品がゴミとなって処分されるのは全くもったいないと思う。
 
 わが国で食べられる食品、いわゆる“食品ロス”は、年間約500~800万トンほどあると試算されているが、政府は有識者による食品ロス削減に関する意見交換会を実施し、また、国民への調査の結果「食品ロス削減推進法」が令和元年10月1日に施行された。
 
 食品ロスの半分は家庭から出ていると言う調査データーがある。安価であることなどの理由で、買いすぎたりして賞味期限前に捨ててしまう。野菜の皮や肉の脂身など、工夫次第で充分食べられる部位も捨てられている。又、食品の流通途中でも問題がある。形が悪い規格外の野菜などは捨てられている。
 
 国連食糧農業機関(FAO)が調査した「世界農業白書」によると、8億2000万もの人々が世界中で空腹を抱えていると言う。我が国の食品ロスの削減が、これらとうまくマッチできれば良いのだが、簡単ではなさそうだ。