かくれ里

日曜日, 2月 28, 2021

くたいじ

 

浄瑠璃寺(九体寺)は僕の好きな寺社の一つだ。本堂の建立は12世紀はじめと伝えられているが、このお堂には九体の阿弥陀如来像が安置されてある。ただ今は一番大きな中尊像が修理のためにお出かけになっておられる。

 先日、“あ志び乃店”に行った際に浄瑠璃寺を参拝したのだが、中央には灌頂堂のご本尊の大日如来が座しておられた。大日如来像は中尊像の百分の一くらいの大きさの仏さまだが、そのようなことを感じさせない存在感があった。

 次の阿弥陀像の修理は100年先のことと思われるので、大日如来像が本堂中央にお座りになられるのはおそらく寺の歴史上めったにないことだろう。本当に貴重な時にお参りすることができた。

 実は、5年前の1月10日に、ドライブを兼ねて家内と二人で、瑠璃寺を訪れて、灌頂堂の大日如来像を拝顔している。尚、添付した色紙画像は、浄瑠璃寺住職の佐伯功勝さんと、前住職の佐伯快勝さんのものです。