今年も9月半ばを過ぎた。昨日は「敬老の日」だった。僕も満82歳になった。23日は「秋分の日」。今夜は十五夜、中秋の名月だ。ところで、9月は世界アルツハイマー月間だ。アルツハイマー病などの、認知症について理解を深める期間とされている。
今、認知症の人は増え続けている。4年後の2025年には65歳以上の5人に一人が認知症に関係するといったデーターもある。それ以後もさらに増加すると予想されているようだ。
認知症には様々な種類があるが、ある日突然発症するものではなく、徐々に認知機能が低下して日常生活全般に支障が出てくる状態になる。最初は、物忘れなど異変に気づき始める段階で物忘れややミスが増え、周囲の人が徐々に気づき始めると言った段階だ。こうした時期に何らかの手を打っていけば、発症や進行を遅らせることが可能だと考えられている。
最新の研究から、認知症を進行させる危険因子がわかってきたそうだ。例えば、高血圧や肥満は発症するリスクが1.6倍。糖尿病は1.5倍上がると言われる。これら生活習慣病と呼ばれるものが、脳に悪影響を与えるなどと考えられている。さらに、聴力低下や憂うつ、社会的孤立等は、リスクが高まると言われている。これらの要因を改善すれば、認知症の発症や進行を遅らせる可能性があると考えられている。
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