サルスベリ「百日紅」
梅雨明けから初秋までの長い期間にわたって花を楽しむことが出来るサルスベリ。「百日紅」という別名がある。日本全国の街路、公園及び庭園等に多数植栽されている。
幹の樹皮が剥げ落ちてツルツルしており、木登りの得意な猿でも登るのに苦労するとして名づけられたという。サルスベリが日本に渡来したのは江戸時代とされるが、当初は寺院など仏教関連の施設に植栽されることが多かったようだ。
成長が早く、花はその年に伸びた枝先に咲くため、剪定は落葉期が適期だ。花付きはよくどこを切っても翌年には花が咲く。また、挿し木でも容易に増やすことが出来る。上手に剪定すれば年を経るにつれて味わいを増す枝ぶりを楽しむことが出来る。
お向いのSさん宅のサルスベリは、毎年7月の初めに、庭師が訪れてきれいに刈っていく。しばらくするとつるつるの幹が緑色になって、8月後半にはピンク色の花をつける。この木は一年に二度花を咲かすのだ。
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