かくれ里

土曜日, 8月 03, 2024

国民皆年金とGPIF

 

日本の公的年金制度は、すべての人が老齢基礎年金を、厚生年金に加入していた人はそれに加えて老齢厚生年金を受け取ることが出来る。 

この制度は、自分が納めた保険料が戻ってくる仕組みではなく、現役世代が受給世代を支える制度となっている。しかし、少子高齢化に伴い、現役世代は少なくなり、将来の事を考えて「年金基金」が設けられている。 

GPIFとは、日本の年金積立金管理運用独立行政法人のことで、預託された公的年金の管理・運用を行っている。国内外の債券市場や株式市場で運用し、運用収益とともに年金給付の原資にしている。 

GPIFが運用する年金マネーは2023年12月時点で225兆円に上り、世界最大規模となっている。なお、GPIFが運用している年金積立金が年金財源に占める割合は1割程度だ。