かくれ里

土曜日, 6月 07, 2025

みちびき

 

カーナビや携帯電話はアメリカのGPS衛星が出す電波を目印にして、今いる場所を教えてくれる。アメリカのGPSは、本来は軍事衛星専用であったものを民生用途に拡大されたものだ。 

今後アメリカ政府の意図次第でGPSのサービスレベルが変更される可能性もある。そこで日本及びアジア太平洋地域を対象にした衛星システムを開始した。これが日本が運用する衛星測定システムである。 

2018年から衛星4機体制で運用を開始した。2025年末までに3機追加して7機体制で運用する計画。2030年代には11機体制に拡張する検討をしている。 

システムを構成する人工衛星は、静止軌道、準静止軌道のものを含めて準天候衛星と呼ばれ、「みちびき」の愛称が付けられている。