かくれ里

水曜日, 6月 04, 2025

SMR

 

6月1日、北海道釧路市が「ノーモアメガソーラー宣言」を発出した。釧路湿原周辺には多数の太陽光パネルが設置されており、これに対し、国の天然記念物のオジロワシの繁殖への影響を危惧した市民団体が、さらなる建設の中止を求める要望書を提出したためである。 

環境と景観へのこだわりに対し、日本各地においても、再エネに対して反対の声が上がっている。これまで日本が国策として実施してきた太陽光発電の大量導入は停止するべきだとの意見もあるようだ。 

そこで原子力の活用が話題に上がっている。原子力は発電量あたり安価で安全な電源であり、早期の再稼働、運転期間延長、新増設が必要との意見もある。 

新増設には、従来の原子炉より小型の核分裂炉SMRが適当と言われている。SMRは工場で製造され、設置場所にコンテナ輸送ができる。放射性物質や放射線の封じ込めの効率を高め、より安全だと主張されている。