太陽系外縁天体
地球から凡そ50億km離れた半径わずか1.3kmの太陽系外縁天体を、100万円ほどで市販されている望遠鏡で観察することに成功したとのニュースだ。
太陽系の惑星は、太陽に近い側から、水、金、地、火、木、土、天、海、冥と覚えていたが、1990年代以降になって冥王星が外され、海王星以遠の天体を外縁天体と呼んでいる。
太陽系誕生の解明など、低予算で最先端の観察が可能となるこの手法は、国立天文台などの研究グループが開発した。グループによると、関連装置などを含めた今回の費用は約350万円で、同様の国際プロジェクトの300分の1だ。
沖縄・宮古島に2台の望遠鏡を設置し、約2000個の光る恒星を断続的に観察、50億km離れた半径1.3kmの小天体と解析したと言うのだ。これは、距離50km先の0.013mmに当たるそうだ。
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