かくれ里

金曜日, 2月 01, 2008

テレビ本放送開始



 昭和28年2月1日にNHKが、テレビの本放送を開始した。本放送開始当日の受信契約数は866件で、482件はアマチュアによる自作の受像機だったそうだ。

 僕はこの頃中学生だったが、叔父が電気店を営んでいて、自作のテレビ受像機を写しているのを見ていた。この頃のブラウン管は直径10吋ぐらいの円形だった。放送といっても殆どテストパターンが写っていたように思う。

 当時は庶民の高嶺の花だったテレビは、普及のため各ターミナルに街頭テレビが置かれていて黒山の人だかりだった。昭和34年は皇太子ご成婚の年で、白黒テレビが爆発的に売れた。普及台数も200万台を超えた。カラー放送が始まったのはそれから5年後の東京オリンピックの頃である。テレビは必需品となって瞬く間に全家庭にいきわたった。

 放送開始から半世紀が過ぎて、1人1台の時代になった。しかも、薄型大画面が主流になった。50年前に今の状況を予測できた者が果たしていただろうか。恐らく誰も想像できなかったであろう。

2 Comments:

At 2/02/2008 9:06 午前, Anonymous 匿名 said...

我が家は高校に合格したらテレビを買ってもらう約束で頑張った記憶があります。天皇陛下のご成婚の時でした。懐かしい思い出です

 
At 2/02/2008 6:35 午後, Blogger 慶喜 said...

 当時は14型(吋)が主流で、値段は7万円ぐらいだったので、やっと吋5千円になった頃です。メーカー製もありましたが、キットを組み立てて販売したこともあります。とにかくよく売れました。

 

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