かくれ里

金曜日, 5月 23, 2008

万葉集


 今年正月から始まった「日めくり万葉集」は今日で100首目が放送された。毎日欠かさず見ているが殆どが始めて聞く歌だ。作者も天皇、皇族から庶民まで様々な身分の人が詠んでいる。

 万葉集は4500余首を二十巻にまとめられているが、成立したのは8世紀中ごろから9世紀の始めにかけてで、編者は巻によって異なるが、最終的には大伴家持によってまとめられたようだ。

 内容は、①雑歌(ぞうか) 様々な歌と言う意味で、旅で詠んだ歌や自然をめでた歌など。②相聞歌(そうもんか) 消息を尋ねたり、男女の恋を詠みあう歌。③挽歌(ばんか) 死者を悼み、哀傷する歌の、三大分類になっている。

 万葉集には、五七五七七の五句からなる短歌ばかりと思っていたが、長歌や旋頭歌(せどうか)があるのも知った。いずれにしても知らないことばかりだったが、これまで100首を聞いているうちにいろいろのことが分かった。そして、当時のことがもっと知りたくなって、昔、買ったままの「日本の歴史」の全集を読み始めている。「日めくり万葉集」の放送は今後も続くようだ。