曽爾の山々
奈良県の東北端の曽爾村は、村の大半を占める山地が室生火山群に属し、鎧岳、兜岳、屏風岩などの柱状節理の美景は、国の天然記念物に指定されている。鎧岳・兜岳はハイキングコースが整備されていると聞いていたので一度行ってみたいと思っていた。
友人のN君の誘いもあって、実現することが出来た。この日の天気は余り芳しくなく、午後から雨の予報だったので、出発を早めにして、午前8時半ごろから登山を開始した。想像していた以上に急な坂道を登って、まず兜岳頂上に到着した。
ここから鎧岳に向う。距離は1.6キロmほどだが、一旦峠に下って再び登りになる。こちらも先程と同じような急勾配の下りと登りである。ガイドブックにはハイキングコースとしてよく整備されていると書いてあったが、初心者には一寸無理なようだ。天気予報の為かも知れないが、今日は最後まで誰とも出会うことはなかった。
兜岳から少し下ったところで、鎧岳の雄姿が眺められる場所がある。岩肌に張り付いた木々の紅葉が見事である。天気が良ければいい写真が撮れるのだが残念だ。鎧岳には11時過ぎに着いた。早々と昼食を済ませて、再び今来た道を登山口に向った。午後1時半過ぎに登山口の駐車場に到着。この頃から雨は本降りになってきた。
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