瀬戸内しまなみ海道
旅行2日目は、ホテルを8時半に出発。松山城を見物してから、バスは一路今治を向けてひた走る。本州と四国を結ぶルートは3本あるが、今回の旅行は一番西の「瀬戸内しまなみ海道」を通って帰路につくことになっているのだ。
しまなみ海道は、愛媛県今治市と広島県尾道市の間の瀬戸内海に浮かぶ島々を10本の橋で結ぶ約60kmの自動車道路である。開通は平成11年5月で、3箇所のうちでは一番新しい。この道路の特徴は、全線を通じて自転車・歩行者専用道路が設置されていて、ウォーキングやサイクリングが楽しめることである。
今回の旅行では、広島県側の生口島の耕三寺博物館を見学し、昼食もこの島で食べた。予定では、大三島へも立ち寄ることになっていたが、時間の都合で割愛することになった。僕は大三島の大山祇神社へは以前に行ったことがある。この頃は、まだこの道路が出来てなくて、フェリーで渡った。
全国の高速道路に先駆けて、しまなみ海道は、3月20日より土日と祝日の通行料が1000円になった。これからは大勢のドライバーが詰め掛けることになるだろう。一方、島々を結ぶフェリーは利用客の減少が免れず、休日は全便運休するそうだ。国民にとって道路が整備されることは結構なことだが、道路が出来たために迷惑を蒙っている人たちがいることも忘れてはならない。高速道路の全線1000円にした経済効果は色々言われているが、プラス効果だけではないと思う。
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