かくれ里

月曜日, 6月 14, 2010

はやぶさ


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、快挙を成し遂げた。7年前に打ち上げた小惑星探査機の「はやぶさ」は、2005年の夏に小惑星のイトカワに到達し、離着陸に成功した。観測データーとサンプルを積んで2007年4月に地球に向けて針路をとった。

 その間、数々のアクシデントに見舞われたが、自動復旧の出来る設計になっていて復旧に成功した。しかし当初の計画より3年延びて、2010年6月13日夜、はやぶさに搭載されていたカプセルが無事帰還したという。

 着地地点はオーストラリア南部の砂漠だが、ほぼ予定通りの場所へパラシュートを開いて落下。大きな損傷もなく金属の光沢を保っている。ヘリコプターから写したその写真が公開された。

 回収作業が順調にいくと、専用コンテナに収納し、18日には相模原市の分析施設に運び込まれてカプセルの内部を調べる。もし、砂が入っていて、小惑星イトカワのものと確定されたならば、素晴らしいことである。