かくれ里

木曜日, 11月 18, 2010

それでも赤字?

 家電エコポイントが12月からほぼ半減することになり、駆け込み需要で薄型テレビがよく売れている。それ自体はありがたい事だが、品不足気味で商品の確保に悪戦苦闘している。

  だが、家電メーカーにとっては、業績回復の下支えになるどころか、価格下降などによって業績が悪化している。コスト削減を上回る価格下降が進んでいることが原因のようだ。

  価格が安くなることは消費者にとっては有難い事だが、供給する側も喜べる状態でなければいけないと思う。企業の業績が上昇すれば税収も増える。そうなれば結果的に消費者にも還元されることになるのだから、やはり、無茶な価格競争は避けるべきではないだろうか。

  それでも、今の状態がすぐに改善するとは思われない。当面は商品確保に奮闘しながら前向きに商っていくしか仕方ないだろう。もっとも、この反動は必ず来るだろうから、適正な利益は確保しておかねばなるまい。