かくれ里

火曜日, 2月 28, 2012

半導体戦争


半導体は様々な家電製品や電子機器に使われて「産業のコメ」と呼ばれて、日本のお家芸と言われ1985年には生産量で世界一だった。

しかし、戦略の読み違いや円高等によって、日本の競争力は次第にそがれていった。市況の悪化を懸念する日本勢は生産増による価格下降を避けるため、投資を絞り込んだ。

ところが、韓国のサムスン電子などは、小型パソコンの普及などを見越して、巨額投資を続けた。日本勢は韓国勢を追いかける形で投資を行ったが最先端の製品開発も遅れる悪循環にはまってしまった。

 昨日のニュースで、エルピーダメモリーが会社更生法の適用を申請したと聞いた。エルピーダメモリーと言えば、日本における唯一のDRAM専業メーカーだ。負債総額は4480億円と製造業として過去最大。DIP型の会社更生だそうだが一体どうなるのだろうか。