かくれ里

火曜日, 4月 17, 2012

クリエイティブ産業

先日、これからの成長産業はクリエイティブ産業だと書いたが、それなら一体クリエイティブ産業とはなんだろうかと考えるようになった。以下は、元通産省官僚で、大臣秘書官を務めたことのある現大学教授の提言である。

クリエイティブ産業とは、知的財産を活用する産業全般を包含する概念で、メディア、コンテンツ、伝統文化、広告ビジネスをひとまとめにした概念でもある。日本はこの概念に比較優位を有している。

日本人の一人あたりのGDPは1993年が世界一だったが、昨年は20位にまで落ちた。世界第二の経済大国の看板は使えなくなった。日本が直面している危機を乗り切って繁栄を維持するためにも、この概念の強化が必要だ

 日本の経済社会を取り巻く環境は変化している。人口減少と少子高齢化に伴って国内市場は縮小している。一方、グローバル化のペースは早まっている。企業も個人もグローバル競争に耐えうる国際競争力が重要だ。その為にもクリエイティブ産業の強化が必要である