縮原発
大飯原発の再稼働が始まった。脱原発の世論もあるが、国は、原発を縮小させる「縮原発」の方向で動き出している。これまで国の方針だった原発比率を35%まで引き上げる案はエネルギーミックス(電源構成)の選択肢から除外されることになった。
この除外によって、原発に関する国の研究開発予算も削られることになって、これらの予算分を何に配分されるかが注目されているが、再生可能エネルギー関連などへのシフトが進む可能性が高い。
7月1日から、太陽光発電などの再生可能エネルギーで発電された電力を、電力会社が買い取る義務が法制化されたが、買い取り料金の負担分が国民に転嫁されるらしい。何か腑に落ちないものを感じるのは僕だけたろうか。
つまるところ、国民は、エネルギーに対してこれまで以上に関心を示す必要が生じてきたようだ。これからの時代を生きていくすべを根本的に考える世の中になった。過去を振り返ってみて無駄なことを是正する知恵も必要だろう。
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