かくれ里

火曜日, 8月 28, 2012

非在来型天然ガス


世界的に、脱原発によるエネルギー問題が大きな議論をよんでいる。だが、再生可能エネルギーは現実的ではない。現在は二酸化炭素排出量の少ない天然ガスによる火力発電が増えているが、在来型の天然ガスの埋蔵量には限りがある。
 
非在来型天然ガスと言われる「シェールガス」の埋蔵量は世界各地に多量にある。しかし、地下に穴をあけただけで地上に吹き出てくる在来型と違って、取り出しにくい。だが、技術の進歩によりシェールガスの採掘量は増えている。

 アメリカ合衆国では、新しい天然ガス資源としてシェールガスを重要視している。2020年までに、北米の天然ガス生産量の半分がシェールガスになると予想する研究者もいる。別の研究者はシェールガス開発により世界のエネルギー供給量が大きく拡大すると言っている。
 
問題は、コストだが、輸送インフラを含めた価格が、市場に出回れるようになった時に初めて採掘可能埋蔵量の議論が出来る。技術的に回収可能な半分の量が経済的に取り出せるとした場合、世界の天然ガスの可能採掘年数は在来型と合わせて160年を超えることは確実になったそうだ。