地球深部探査船
紀伊半島沖にあって大きな地震の発生場所と考えられている南海トラフなどを調査する目的で作られた地球深部探査船「ちきゅう」は、東日本大震災の調査が一段落したので再び調査を始めた。
南海トラフとは、海の底で地球のプレートとプレートがぶつかりあっている場所で、大きな地震が発生する可能性があると言われている。探査船「ちきゅう」は、船底からパイプをどんどんつなげて海底までのばし、このパイプにドリルを通し海底をどんどん掘って、試料を取り出して調べる。
海面から1万メートルの深さまで掘ることが出来るそうだ。1万メートルと言えば富士山を3個重ねた高さだ。この船にはものすごい設備が施しているのだろう。
探査船は、穴を掘る場所の海上に数ヶ月以上とどまっていなければならないので、GPS衛星からの電波と海底に沈めた音波発生装置とで、常に一定に保っている。へリボートも備えた大型船だ。国はこの計画に、かなりの予算を投入しているのだろう。
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