かくれ里

木曜日, 3月 28, 2013

ソメイヨシノ




今日の誕生日の花は「ソメイヨシノ」で、花言葉は「優れた美人」。ソメイヨシノ(染井吉野)は、オオシマザクラとエドヒガン系の桜の交配で生まれた園芸品種である。サクラと言えばソメイヨシノのことを想像するが、これらはすべてクローンである。
 
この桜の命名の由来は、江戸末期に江戸の染井村の植木職人たちに育成され、桜の名所として名高い吉野桜の名前をつけて売り出されたものだが、吉野山に多いヤマザクラと混同される恐れがあるため、染井村の名を取り「染井吉野」と命名された。
 
オオシマザクラは、昨年ハイキングで訪れた武田尾の「桜の園」で満開の花を観たが、花は白っぽく大きく整った花形をしていた。エドビガン系の桜は観たことはないが、花が葉より先に咲く性質がある。ソメイヨシノは両方の性質を併せ持っている。
 
 ソメイヨシノは種子では増えない。各地にある樹はすべて人の手で接ぎ木などして増やしたものである。ソメイヨシノはすべてがクローンであるため、一斉に咲き一斉に花を散らす理由になっているそうだ。