かくれ里

金曜日, 3月 15, 2013

廃炉


福島第一原発の事故処理は大変なようだ。2年経った今でも内部のガレキは殆ど手づかずの状態だ。作業が進まないのは、放射線がきわめて強く、ロボットなどの遠隔作業しかできない。
 
すべての原子炉を廃炉にするには何十年かかるかわからない。4号機だけがメルトダウンしていないので放射線量が低く作業は順調に進んでいるが、メルトダウンを起こしたほかの3機の建屋内のガレキ撤去は手つかずのままだ。
 
建屋内の様子はバルーンを使って写真撮影した。東電はこの映像をもとにガレキの撤去方法を検討中とのことだ。状況確認だけでもこんな感じだ。
 
  遠隔操作ロボットは、現在官民あげて開発中だが、これまでに3台のロボットがトラブルで置き去りになっているそうだ。廃炉作業はまだ入り口に過ぎない。この先メルトダウした燃料の取り出しを控え、遠隔操作技術の開発体制を確立しなければならない。