かくれ里

日曜日, 4月 28, 2013

静止軌道と宇宙ゴミ



放送衛星などの静止衛星はこれまでに数千個打ち上げられているそうだ。その衛星や燃料タンクは使い終われば宇宙空間に放置され宇宙ゴミになる。今静止軌道上にある宇宙ゴミは11万個にのぼると言われている。
 
地球と静止軌道との距離は約36,000kmで軌道上の人工衛星や宇宙船に宇宙ゴミが衝突すると新たな宇宙ゴミになる。関係者は宇宙ゴミの問題を適切に解決できなければ今後20年間で静止軌道が使えなくなる恐れがあると言っている。
 
ところで、宇宙について少し勉強してみよう。静止軌道上の衛星は地球から見て相対的に静止している衛星のことだが、実際には地球の自転速度と同じ秒速3.08kmで動いている。
 
地球の直径を12cmのボールに例えると、静止軌道は36cm離れたところになる。ちなみに地球から月までの距離は3m80センチ離れたところにあって、直径3.5cmのボールで、太陽までの距離は凡そ1,500m先にあって、直径14mのボールになる