かくれ里

金曜日, 10月 11, 2013

ピロリ菌



ノーベル賞発表の季節だ。村上春樹氏がノーベル文学賞の有力候補に挙がっていたが今回は受賞できなかった。2005年にノーベル生理学賞を受賞したオーストラリア人の二人はピロリ菌を発見した功績によるものだった。
 
近年このピロリ菌が、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの様々な病気の原因となっていることが明らかになってきて、マスコミ等で話題になっている。
 
ピロリ菌は人間の胃の中に棲んでいる細菌で、体長は約4ミクロンととても小さい。多くの細菌は胃の強い酸性の中では生きられないが、ピロリ菌は自分で棲みやすい環境を作り出して生きている。 
 
 ピロリ菌は口から感染するのが大部分で、50歳以上の感染の割合が高いそうだ。最近は衛生環境が整っているので若い世代の感染者の割合は低くなっているらしい。この菌は、医療機関で検査を受けて除菌してもらうことが出来る。