かくれ里

日曜日, 5月 25, 2014

料理本


「壇流クッキング」という題名の本を買った。40年ほど前に発刊されたものである。著者は小説家の故壇一雄だ。明治45年生まれで、昭和51年に他界している。女優の、壇ふみさんは長女である。
 
僕は、これまでに料理に関する本は沢山買っている。本棚の3分の1ぐらいは料理関連の本が占めている。ベストセラーの「壇流クッキング」は知っていたが持っていなかった。先日、長男でエッセイストの壇太郎氏の話をラジオで聞く機会があり、この本の話題も出ていたので、ネットからAmazonに注文したのだ。
 
一昨日届いたので早速読み始めている。まえがきには、家庭の事情で10代のころから我流で調理をはじめ50年以上になるが、素人の手ほどきほど素人に通じやすいだろうから、何らかの役割を果たしているのでは、と書いてあった。
 
普通の料理本とは違ってレシピは大雑把だ。ありとあらゆる食材をあつかい、中国やロシア等、各国の料理法を駆使して豪快な料理を次々と表している。読んでいるだけで美味しそうな匂いが漂ってくるようだ。文章は流石だ。料理の種類は100近くある。時間をかけてゆっくり読もう。