インドの総選挙
有権者の数が8億人と言われるインド総選挙の開票が行われ、野党右派のインド人民党が単独で過半数の議席を獲得・圧勝し、10年ぶりの政権が交代することになった。
投票は今月12日までの1か月あまりに亘って行われたが、与党の国民会議派は議席を大きく減らした。次の首相にはインド人民党のナレンドラ・モディー氏が就任する見込みのようだ。
インド人民党は、国民の8割が信仰するヒンズー教を国の柱に掲げる右派政党で、インドの経済が減速する中、都市部から農村部まで幅広い層からの支持を集めたようだ。
かっての国民会議派には、ネールやインデラガンジーなどの指導力のあるリーダーがいたが、インド国民の生活水準が上がってきて政治に向ける目が厳しくなり、一族を継ぐ現首相のラフル・ガンジーは、先人ほどの指導力が発揮出来ず、国の基盤づくりが遅れがちになっていた。
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