かくれ里

日曜日, 5月 18, 2014

希少金属の埋蔵



日本近海に、希少金属(レアメタル)が相当量埋蔵されているらしいことは数年前から言われていた。今回、岡山大や東京大などのグループが、鹿児島湾の海底でレアメタルの一種の「アンチモン」の鉱床を発見した。
 
鉱床は水深200メートルの海底に、厚さ5メートル、直径1.5キロの円状に広がっていた。推定では全量90万トンある。国内使用量の約180年分と言う膨大な量だ。
 
ところが、アンチモンには毒性があるため、河砂利と同じような方法で採掘すると海中に拡散する恐れがあるため、今後、海洋汚染を防ぎながら取り出す技術が開発されれば自給が可能になるようだ。
 
現在は、中国より9割以上の希少金属を輸入しているが、技術が進んで安価に採取できるようになれば、輸入に頼らなくなるかも知れない。問題は採取コストだろう。