かくれ里

金曜日, 7月 11, 2014

GPIFの資金運用



政府内では、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の、公的年金積立金等の運用の在り方と見直しに向けての議論が行われている。現在は国債などの低リスクに運用されているが、見直しが実現すれば株式などへの運用を拡大させることになる。
 
わが国には、GDIPが運用する公的年金積立金と、その他の準公的資金の合計が約200兆円の規模に達しているという。世界最大規模の運用資産を保有しているのだ。
 
今や、高齢者世帯の所得の凡そ7割を年金が占めており、年金制度は国民生活を支える基盤として定着している。日本の公的年金制度は、「世代間扶養」の仕組みになっている。つまり、現在働いている世代の人たちが受け取る年金は子供の世代が負担することになる。
 
しかし、日本は少子高齢化が進んでいる。そこで、保険料の内、年金の支払いに充てられなかったものを積立して、この積立金を市場で運用して、運用収入を年金給付に活用することによって、将来世代の保険料負担が大きくならないようにしている。年金運用にあたっては安全かつ効率的な運用を心がけているとのことだ。