かくれ里

月曜日, 7月 14, 2014

シャープ復活の予感


大幅な赤字経営に陥り、銀行団に頭を下げてかろうじて資金繰りを付けていたシャープが、2014年3月期は1085億円の黒字になった。15年はさらに収益が改善するだろうと言われている。
 
リーマンショック以後の円高でシャープ製品は世界で競争力をなくしてしまった。この時期、大型液晶は韓国メーカーがシャープの約半額の価格で世界で売り歩いていた。
 
大型液晶では全く勝ち目がなくなったため、経営資源をスマートフォンとタブレット端末向けの中小型液晶に特化したのが、このところの円安で戦略が当たった。
 
 シャープは主要工場が日本国内にあり、円高では決定的な打撃を受けていたが、円安になれば完全に追い風になる。大型パネルを生産していた堺工場は実質的にホンハイに売却したために営業基盤が強化されている。