かくれ里

日曜日, 8月 17, 2014

タイの政変



昨年の12月にタイのデモ風景について書いたが、今年に入っても混乱は続いていた。5月22日にはタイ王国軍によるクーデターが起こった。タイではこれまでも何度もクーデターが行われている。1932年に立憲君主制に移行してから19回目のクーデターだそうだ。
 
陸軍司令官のプラュットがテレビ演説を行い、平時の状態を取り戻し、政治、経済、社会構造の改革を実施するため、陸軍、空軍、警察より構成される「国家維持評議会」が全権を把握する必要があるとして軍によるクーデターを宣言した。
 
国王に関する条項を除き、憲法を一時停止し、夜間の外出禁止令を発令した。一方、国民は落ち着いて普段通りの生活をし、政府機関の職員は通常通りの業務に戻ってほしいと述べた。外国人については安全を保障し、諸外国との関係もこれまでと同様とした。
 
僕は、クーデターと聞くと国が大きく変わるように思っていたが、タイのクーデターは穏便で、国民も意外と落ち着いているようだ。いずれ総選挙が行われ、新しい政府が出来るだろうが、この国の運営は並大抵ではないと思う。