かくれ里

土曜日, 8月 09, 2014

強制労働と徴用



ソ連の対日宣戦布告によって、捕虜となった軍人・軍属が連行されて、シベリアの収容所に抑留され、強制労働に従事させられた。
 
抑留された捕虜の総数については、一説には200万人以上と言われている。過酷な環境下での強制労働で6万人を超える死者を出した。ソ連のこの行為はポツダム宣言違反である。
 
ところで、戦争中などに政府が国民や占領地住民を強制的に動員して、兵役を含まない一般業務につかせることを徴用と言う。日本では昭和14年に国民徴用令が制定され終戦まで行われた。
 
徴用された場合には給料が支払われる。しかし、強制労働は賃金も対価も何もない労働の事で、ソ連は終戦後も長きにわたって食料も満足に与えず極寒の地で強制労働をさせたのだ。