かくれ里

木曜日, 8月 21, 2014

コモディティ化



市場に流通している商品が個性を失い、消費者にとってはどのメーカーの品を買っても大差のない状態のことをコモディティ化したと言う。現在、スマートフォンがまさにこの状態の様で、この分野のトップメーカーの韓国サムスンが大打撃を受けているそうだ。
 
技術が円熟化し、製品供給の為のハードルが低くなって新規参入がしやすくなると、これまで一部のメーカーが占有していた市場に価格で勝負してくるメーカーが現われる。消費者にとっては好ましい状態になる。
 
コモディティ化が進むと企業は安定した需要が見込みやすくなるが、高い収益が期待できなくなる。近年インターネットの普及に伴いIT分野でのコモディティ化が顕著だ。
 
僕も長らく商売をしてきたが、振り返ってみると様々な商品でコモディティ化したものがある。その都度、メーカーはあの手この手で差別化しようと試みていたが、成功した例はあまり知らない。