かくれ里

火曜日, 10月 21, 2014

軟骨伝導



軟骨電導とは耳の軟骨で聞く方法だ。人の耳は大部分が軟骨でできている。この軟骨で聞く補聴器が開発されたそうだ。また、軟骨伝導を応用したスマートフォンの試作機も出来ているとの事だ。
 
普段音を聞くときは、耳が空気の振動を受け取り、神経信号に変換されて音として認識している。このスマーフォンには、振動子と言う細かな振動を起こす装置がついていて軟骨に接触させて音を聞く。
 
このスマートフォンが威力を発揮するのは、回りが騒音だらけでとてもうるさい環境でも通話が可能である。そして、通話相手の話し声が漏れなくて済む。
 
軟骨伝導の仕組みは、耳の穴の壁の軟骨にも振動が伝わり、耳の中の空気が振動して音が生まれる。これが鼓膜を揺らして音が聞こえるのだ。他方、骨電導と言うのがあるが、こちらは直接頭蓋骨が音の振動を感じるので鼓膜を介していない。